公開: 2024年5月18日
更新: 2024年5月18日
米国メリーランド大学とNASAの研究グループが、測定項目や測定方法を、何を評価するために測定を行うかという、目標から考えて決定するための考え方として提唱した方法です。目標を言うゴールの頭文字を採って、G、目標が達せられたときに、何ができるのかを表現した文を、疑問形で問う疑問の頭文字を採って、Q、そして、その疑問に明確な解答を与えるために、何を測定し、その結果が胴であれば良いのかを言う、メトリック(測定値)の頭文字をとった、Mを並べたGQMです。
この考え方は、ドイツの研究者が都市計画を策定するための議論を進めるために、社会的な問題(イシュー)を決め、そのイシューに関する解決法の議論を全ての参加者が提出し、その議論の結果に基づいて、最も良い解決策を選択しようとするやり方を踏襲したものです。
1970年代の末から1980年代の中頃にかけて、インターネットを利用して議論ができるようになったため、そのような議論を整理するようにしなければならなくなりました。そのような議論の仕方に関する方法を発展させたのが、GQM法です。